2011年9月21日、台風15号の影響でNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル各社に通信障害が発生している。また、UQコミュニケーションズのWiMAXサービスも一部エリアで接続できない状態になっている。

 NTTドコモは17時時点で、東京都、神奈川県、千葉県、静岡県の各一部地域でFOMAが利用しづらい状況になっているという。原因は、台風の影響によって帰宅者の利用が集中するなどし、輻輳(ふくそう)が発生したためとしている。

 KDDIは16時41分ころから、東京都23区、多摩市、八王子市、神奈川県、千葉県、新潟県および静岡県の各一部で、携帯電話の音声通話とパケット通信が利用しづらい状況になっているという(19時時点の情報)。原因は台風15号通過に伴う広域停電などによって利用が集中したため、としている。

 ソフトバンクモバイルは18時現在、台風12号あるいは台風15号の影響によって、静岡県、愛知県、岐阜県、奈良県、和歌山県の各一部で、携帯電話が利用できない状況が発生しているという。同社によると、都内などは17時ころ一時的に通話しにくい状況にあったが、現在は回復している。

 原因は現在調査中だが、UQコミュニケーションズは17時45分ころから同社のWiMAXによるデータ通信サービスが一部で利用できない状態が発生しているという。対象エリアは、東日本エリアの関東、甲信越、東北、北海道と広域に及んでいる。