米Oracleは米国時間2011年9月20日、2012会計年度第1四半期(2011年6月~8月)の決算を発表した。売上高は83億7400万ドルで前年同期と比べ12%増加した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は同36%増の18億4000万ドル、希薄化後の1株当たり利益は同34%増の0.36ドル、営業利益は同40%増の26億8300万ドルだった。

 非GAAPベースの場合、純利益は前年同期比16%増の24億6500万ドル、希薄化後の1株当たり利益は同14%増の0.48ドル、営業利益は同21%増の35億6600万ドルとなる。

 ソフトウエア事業が好調で、ハードウエア事業の不調をカバーした。新規ソフトウエアライセンス収入は前年同期比17%増の15億ドル、ソフトウエアライセンス更新およびサポート収入は同17%増の40億ドルだった。サービス収入は12億ドルで、同10%成長した。ハードウエアシステムの製品収入は同5%減少し、10億ドルにとどまった。「Exadata」「Exalogic」「SPARC M-Series」などハイエンドサーバーは2ケタの成長率で伸びたが、ローエンドサーバーが低迷した。

 米メディアの報道(New York Times)によると、アナリストらは当期の売上高を83億6000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益を0.47ドルと予測していた。

 またOracleは2012会計年度第2四半期(2011年9月~11月)の業績見通しについても明らかにした。希薄化後1株当たり利益の予測として、GAAPベースで0.44ドル~0.46ドル、非GAAPベースで0.56ドル~0.58ドルの範囲とみている。

[発表資料1(PDF文書)]
[発表資料2(PDF文書)]