写真●UTM-1 270シリーズの外観
写真●UTM-1 270シリーズの外観

 アズジェントは2011年9月20日、ファイアウォール機材と運用サービスを月額制で利用できるサービスを発表した。イスラエルCheck Point Software TechnologiesのUTM(統合脅威管理)アプライアンス「UTM-1」を、運用サービス付きでレンタル提供する。10月1日にサービス提供を開始する。月額料金は14万円(税別)から。販売目標は、初年度1億5000万円。

 UTM-1のレンタルサービスと、UTM-1の運用サービスをセットにした。ユーザー企業は、月額料金を支払うだけで、ファイアウォールの導入と運用ができる。実際の運用業務はアズジェントが実施する。要望に応じた設定変更や稼働状況の遠隔監視、ログの収集と障害報告といった一連の運用サービスを提供する。ユーザーは、専用のWebポータル画面を通じて、UTM-1の稼働状況(CPU使用率、トラフィック量など)をリアルタイムに把握できる。

 24時間365日、アズジェントの運用管理センターからUTM-1の稼働状況を監視する。障害発生時には全国各地でオンサイト保守を手配し、論理復旧する。機器障害の発生時は、すぐに機器を交換する。セキュリティ上の問題(インシデント)を発見した際には、イベントの内容と対策提案を4時間以内に通知し、ユーザーの要求に応じてUTM-1の設定変更を行う。

 レンタル提供するUTM-1のアプライアンス機器は、導入規模に応じて(1)「UTM-1 272」(ファイアウォールスループットが1.5Gビット/秒、写真)と(2)「UTM-1 3075」(同4.5Gビット/秒)から選ぶ。いずれも、大きさは高さ1Uのラックマウント型。