Open Embedded Software Foundation(OESF)は2011年9月16日、藤沢市産業振興財団がAndroid Cityに参画したと発表した。OESFは今後、神奈川県藤沢市でのAndroidを通じた産業振興支援を行う。Android Cityへの参画は東京都八王子市に次いで2都市めとなる。

 OESFは、組み込みシステム向けAndroidの標準化および普及推進を行う一般社団法人。OESFでは2011年4月にAndroidを活用した産業振興プログラム「Android City Initiative」を開始。八王子市と八王子商工会議所が連携して設立した「首都圏情報産業特区・八王子 構想推進協議会」(サイバーシルクロード八王子)が最初の参画団体となった。サイバーシルクロード八王子ではAndroid City 八王子のホームページを開設、Android Cafeや講演会などのイベントを開催するほか、Androidのマスコットを絵柄にしたネクタイの販売などを行っている。

 藤沢市産業振興財団は「湘南新産業創出コンソーシアム」で産学官連携による起業家・ベンチャー企業支援などを行っている財団法人。製品開発支援としてユーザー体験を検証、分析する「湘南リビングラボ」事業を運営している。OESFはAndroid上で作動するソフトウエアの操作性向上を目指す取り組みに湘南リビングラボでのユーザー体験検証を取り入れていく方針。