BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)ソフト「iGrafx」シリーズを開発・販売する米アイグラフィックスは2011年9月16日から、日本法人の営業活動を本格的に開始した。親会社である米アイグラフィックスが9月2日、カナダのコーレルから分離・独立したのを機に、日本法人を設立。これまでもiGrafxシリーズは日本市場においてパートナー経由で販売していたが、日本法人の設立を機に販売を強化し、今後3年間で売り上げを2倍に伸ばす計画だ。

 アイグラフィックス日本法人はパートナー経由の販売に加えて、直販にも乗り出す。これまで日本市場に投入していなかった独SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージ利用者向けの製品などの販売を開始したり、金融機関向けのオペレーショナルリスクに関するセミナーなどを開催したりする計画である。3年後に20人体制にし、日本法人を中国、韓国、インドなどアジア地域への販売拠点にすることを目指す。