総務省の情報通信審議会情報通信技術分科会は、「電気通信設備の安全・信頼性対策に関する事項」の審議を始める。

 東日本大震災おいて通信インフラにおいて広範囲にわたり輻輳や途絶などの問題が生じたことから、総務省は「大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会」を2011年4月から開催してきた。この検討会の中間取りまとめで、「技術基準を含めたネットワークの安全・信頼性確保の在り方について検討を行うべき」とした。また、先日の台風12号の風水害により山間部の集落などへの通信手段が途絶したことなどから、電気通信設備について一層の安全・信頼性の確保を図ることが必要という。

 報通信技術分科会は、「ネットワークのIP化に対応した電気通信設備に係る技術的条件」のうち「電気通信設備の安全・信頼性対策に関する事項」について審議が行う。総務省は、2012年1月ごろに一部答申を受けて、その後規程の整備を行う予定である。

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