既報の通り、Windows 8は「Metro(メトロ)」という新しいユーザーインタフェースを搭載し、タッチ操作にも最適化されている。一方で、従来型のデスクトップ画面も残されており、「エクスプローラー」でファイルを管理したり、既存のアプリを動かしたりできる。とすれば、これら2つのユーザーインタフェースの関係はどうなっているのか。ユーザーはどう使い分けることになるのか。Windows 8の開発者向けプレビュー版を利用して、具体的に解説しよう。ここでは、報道関係者に貸与された韓国サムスン電子製のスレートPC「700T1A」を使って、実際の使い勝手を紹介する。
Windows 8を起動してログオンすると、まずスタート画面が開く。ここには「Tile(タイル)」と呼ばれる長方形や正方形のアイコンが並んでいる。従来のショートカットアイコンに相当するもので、アプリのタイルをタップまたはクリックするとアプリが起動する。
実はこの中に、「Desktop」と書かれた青いタイルがある。これをタップすると、デスクトップ画面に移動する。タイルが青いのは、デスクトップの背景と連動しているからだ。また、スタート画面で従来型のアプリケーション(例えばエクスプローラーなど)を選んでも、自動的にデスクトップ画面に移動してからそのアプリが開く。従来型のアプリは、背景が緑色のタイルとして表示されるようだ。