米Intelと米Googleは米国時間2011年9月13日、Intel開催の技術会議「Intel Developer Forum」において、Googleのモバイルプラットフォーム「Android」に関する提携を結んだと発表した。Androidの将来版で、他のアーキテクチャに加えてIntelアーキテクチャもサポートし、Intelの低消費電力プロセッサ「Atom」に最適化する。

 Intelは今回の提携を、「IntelベースのAndroidスマートフォンを迅速に市場投入するため」と説明している。モバイル端末のOEMや無線通信キャリアがIntelアーキテクチャの性能と低消費電力を活用し、x86開発者のエコシステムに参加することにより、Androidのさらなる浸透を促進できるとしている。

 またIntelは、同社が5月に発表した消費者向けノートパソコンの新カテゴリー構想「Ultrabook」についても言及した。業界パートナーと協力し、今年のホリデーシーズンからメインストリーム価格のUltrabook製品のリリースを開始する。2012年初頭には、ゲートを3つ持つ「Tri-gate」設計を採用した22ナノメートル(nm)製造技術のプロセッサ「Ivy Bridge」(開発コード名)を投入する。Ivy Bridgeの後継となる「Haswell」(開発コード名)を2013年にUltrabookに搭載する計画で、バッテリー待機時間10日以上の低消費電力を実現したいとしている。

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