写真1●KDDIの田中孝司社長(左端)、グーグル日本法人の有馬誠代表取締役(右端)ら
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写真2●サービスを先行導入した神津島村の関庄商店のWebサイト
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 グーグル日本法人は2011年9月13日、簡単な操作で企業のWebサイトを作成できる「みんなのビジネスオンライン」の提供を始めたと発表した。中小企業や個人事業者を対象としたサービスで、「.jp」の独自ドメインによる企業サイトを開設できる。利用料は1年間は無償、2年目以降は月額1470円。

 全国の商工会議所およびITコーディネータ協会と連携し、中小企業向けセミナーを開催するなどしてサービスの採用を働きかける。1年で15万社の採用を目指す。

 「みんなのビジネスオンライン」のサイト作成機能は、HTMLの知識がなくてもWebサイトを作成できるKDDIウェブコミュニケーションズのサービス「Jimdo(ジンドゥー)」をベースとしている。14業種向けに、計84のデザインテンプレートを新たに用意。HTMLなどサイト制作の知識がない利用者でも、15分でWebサイトを作成できるという。

 パソコン用サイトに加えてスマートフォン用サイトも自動で作成できる。ペイパルの課金システムを使い、サイト内で商品を販売することもできるという。無償版では15点の商品を掲載できる。

 今回のサービスには、KDDIとKDDIウェブコミュニケーションズがビジネスパートナーとして参画する。KDDIは同サービスへの参画を通じ、中小企業向けIT環境の構築サービス「KDDまとめてオフィス」の拡販も狙う考え。2011年10月から「みんなのビジネスオンライン」の利用者向け特別プランを用意するという。