米Nielsenは米国時間2011年9月11日、米国インターネットユーザーのソーシャルメディア利用について調査した結果を発表した。それによると、米国人はインターネット利用時間全体の約4分の1をソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やブログなどのソーシャルメディアに費やしている。ソーシャルメディアにアクセスする手段として、パソコンが97%と最も多いが、37%は携帯電話を使っている。

 2011年5月に米国人がFacebookの利用に費やした時間は535億分以上で、他のいずれのソーシャルメディアやWebサイトより長かった。Webサイトのトップブランド「Yahoo!」(172億分)や「Google」(125億分)を大きく上回り、ソーシャルメディア2位の「Blogger」(7億分)とは70倍以上の差がある。

 新規ソーシャルメディアで最も伸びているのは「Tumblr」で、1年前と比べて視聴者が183%増えている。

 米国モバイルインターネットユーザーは1年前と比べて47%増え、SNSサイトにモバイルアクセスするユーザーは62%増加した。SNSサイトへのモバイルアクセスを年代別に見ると、55歳以上の伸びが著しく、1年前と比べ109%増加している。

 スマートフォン所有者が最もよく利用するアプリケーションは、1位が「ゲーム」(67%)、2位が「天気予報」(65%)で、3位に「ソーシャルネットワーキング」(60%)が入った。「地図/ナビゲーション/検索」(55%)や「音楽」(45%)より頻繁に利用されている。

[発表資料]
[調査レポート]