野田佳彦新内閣で新たに就任した川端達夫総務大臣は2011年9月6日、閣議後の会見を開き、現在総務省の懇談会で検討中である周波数オークションについて、「長短がある」との考えを示した。

 これは周波数オークションについて積極的かどうかという本誌の質問に答えたもの。川端大臣は、「周波数オークション問題が最近非常に大きな関心を呼んでいるし、政府内でも議論されているが、長短があると考えている。専門家の議論を見守っていきたい」と回答した。

 また、「一部の周波数がオークションの対象として検討に入ってきているが、電波は大きな国民の財産である。トータルとして一番有効に使われるようにという方向性で考えているが、周波数オークションがベストかどうかは長短がある」とも述べた。