写真1●MajorFlow TimeのWeb打刻画面
写真1●MajorFlow TimeのWeb打刻画面
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写真2●MajorFlow Timeの「勤怠カスタムビュー」画面
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 パナソニック電工ネットソリューションズは2011年9月5日、Web勤怠管理システム「MajorFlow Time」の新版を出荷した。新版では、プロジェクト工数を細かく管理できるほか、所望の集計画面を簡単に作成できる。価格は、50ユーザーの最小構成時で、ライセンスが80万円(税別)、年間保守料が20万円(税別)。販売目標は、2011年度に50社。

 MajorFlow Timeは、Webアプリケーション型の勤怠管理ソフトである。従業員は、Webブラウザやタイムレコーダーで出退勤データを登録する(写真1)。管理者は、Webブラウザで勤務実績を管理する。残業や休日出勤の申請と承認も可能。管理機能では、工数(労働時間)をプロジェクトごとに集計して把握できるほか、残業45時間以上の従業員一覧を作成するなど、各種の条件を指定した勤務実績の検索ができる(写真2)。

 今回の新版では、プロジェクト工数管理機能を強化した。これまでも、工数の属性としてプロジェクトの種類を指定することで、プロジェクト単位で工数を把握することは可能だった。新版では、プロジェクトごとの工数と、プロジェクトを構成する作業内容ごとの工数など、上下2階層の属性で工数を把握できるようにした。作業内容を指定することで、複数のプロジェクトをまたいだ工数の把握もできる。

 新版ではまた、人事用や上司用など、それぞれの管理目的に合った勤怠情報の閲覧画面「勤怠カスタムビュー」を簡単に作成できるようにした。プログラミングの知識がなくても、「残業時間」や「遅刻回数」など表示させたい項目を選択するだけで、一覧表示画面を作成できる。また、一覧画面の作成だけでなく、1カ月の時間外勤務が限度時間を超えた従業員にメッセージを表示するといった仕組みも構築できる。

 また今回、ネオジャパンのグループウェア「desknet's」上で利用できるガジェットも用意した。desknet'sの画面内にMajorFlow TimeのWeb打刻画面や勤務表一覧画面を表示できる。