東芝は2011年9月1日、IEEE802.11b/g/nの無線LAN機能を付加したSDHCメモリーカード「FlashAir」を発表した。通常のメモリーカードとしての機能に加え、無線LANでデータのやりとりができる。2012年2月に発売する予定。価格はオープンで、予想実売価格は6000円台半ば。
FlashAir対応のデジタルカメラなどに差して、ストレージとともに無線LANの機能を付加。対応機器間でのファイルの送受信や、クラウドサービスへのデータアップロードやダウンロードを可能にする。
データ送受信の時だけ無線通信を起動するため、電力消費を抑えることができる。FlashAir非対応の機器では、通常のSDHCメモリーカードとして認識される。
東芝は、日本、北米、欧州で無線認証を取得するほか、SDアソシエーションに提案して規格化を目指す。9月2日からドイツ・ベルリンで開催される「IFA(国際コンシューマエレクトロニクス展)2011」に出展する。