オープンソースソフトウエア(OSS)の分散バッチ処理ソフト「Hadoop」のユーザー会であるHadoopユーザー会が2011年9月1日、ユーザー会議「Hadoop Conference Japan 2011 Fall」の募集を開始した(募集サイト)。開催は9月26日で、米Hortonworks、米Cloudera、米MapR Technologiesといった、Hadoop開発の有力ベンダーのCTO(最高技術責任者)などが登壇する。

 Hadoopユーザー会によるカンファレンスは、これが3回目。今回はHadoopのユーザーであるリクルートが後援につき、1000人規模の会場を確保した。

 米Yahoo!からHadoop開発チームが分離したHortonworksからは創業者のOwen O'Malley氏が、Hadoopのディストリビューションを販売するClouderaからは、HDFSなどのコミッターであるTodd Lipcon氏が、米EMCのHadoopディストリビューション「Greenplum HD」にコア部分をOEM供給するMapR Technologiesからは、CTO兼共同創業者のM.C. Srivas氏が登壇する。MapRのSrivas氏は、Hadoopの元になった「Google File System」などの開発に携わっていた経験がある。

 カンファレンスではこのほか、リクルートやミクシィ、NTTコミュニケーションズといったHadoopのユーザー企業や、ノーチラス・テクノロジーズ(10月にイーシー・ワンから社名変更予定)、NTTデータ、米Amazon Web Servicesなど、日本でHadoop関連ビジネスを展開しているベンダーなどが登壇する。