画像●Gmailをオフラインで利用するためのHTML5ベースのアプリケーション「Gmail Offline」
画像●Gmailをオフラインで利用するためのHTML5ベースのアプリケーション「Gmail Offline」
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 米Googleは現地時間2011年8月31日、Webメールサービス「Gmail」、オンラインカレンダー「Calendar」、オンラインオフィスアプリケーション「Docs」をオフライン環境でも利用できるようにしたと発表した。Gmailは別個のアプリケーションを使ってオフライン環境に対応する。CalendarとDocsは来週にかけて全ユーザーがオフライン機能を利用できるようにする。

 これら3サービスは、以前にもブラウザー拡張機能「Google Gears」を利用することでオフラインに対応していたが、同様の機能を実現するHTML5への注力を理由に同社はGoogle Gearsの開発を打ち切っていた。

 Gmailをオフラインで利用するためには、HTML5ベースのアプリケーション「Gmail Offline」をインストールする。このアプリケーションは同社のWebブラウザ-「Chrome」向けアプリケーション配信サービス「Chrome Web Store」から入手できる。インストール後はChromeの新規タブにGmail Offlineのアイコンが表示されるので、接続が中断されたらアイコンをクリックして起動し、オフラインで作業することができる。

 CalendarとDocsでは、Gmailのように別個のアプリケーションをインストールするのではなく、オプション(歯車アイコン)メニューから選んでオンラインとオフラインモードを切り替えられる。

 Calendarのオフライン機能では、スケジュールの閲覧とイベント招待への返事の確認が可能。Docsのオフライン機能ではドキュメントとスプレッドシートを閲覧できるが現在は編集は行えない。オフライン編集についても実現に向けて取り組んでいるという。

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■変更履歴
当初、3段落目の最後の文で「インストール後はChromeのウインドウにGmail Offlineのタブが表示されるので、接続が中断されたらタブを切り替えて」としていましたが、正しくは「インストール後はChromeの新規タブにGmail Offlineのアイコンが表示されるので、接続が中断されたらアイコンをクリックして起動し」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2011/9/1 17:20]