電子情報技術産業協会(JEITA)は2011年8月30日、国内の7月のパソコン出荷台数が前年同期比で26.5%増の91万2000台に達したと発表した。これは現在の統計の体系になった2007年以降で7月の単月実績としては過去最高の台数。A4ノート型やディスプレイ一体型のデスクトップモデルを中心に販売台数を伸ばし、法人向けの堅調な伸びと相まって、「着実な伸張傾向にある」(JEITA)としている。

 内訳は、デスクトップパソコンが同14%増の28万4000台。ノート型は同33.1%増の62万8000台。ノート型の比率は68.9%となった。地上デジタルチューナーを内蔵するパソコンは同13%増の6万7000台。うち、デスクトップは同19.4%増の5万3000台、ノート型は同6%減の1万4000台だった。

 出荷金額は、同18.5%増の783億円、内訳はデスクトップが同15.2%増の265億円、ノートパソコンが同20.2%増の517億円となった。