NECは2011年8月29日、機器同士が相互に通信するM2M(machine to machine)サービスを実現するためのソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」を商用化すると発表した。第1弾として「CONNEXIVEクラウドサービス 基盤提供サービス」を9月1日に開始する。

 基盤提供サービスでは、センサーを備える端末からデータを収集して企業のアプリケーションに渡す機能や、企業アプリケーションからの処理要求を基に端末を制御する機能、端末の認証機能などを、クラウドサービスとして提供する。企業はこのサービスを利用することで、遠隔からスマートフォンなどを制御するMDM(モバイル・デバイス・マネジメント)、工作機械の遠隔メンテナンス、ホームセキュリティ、テレマティクスといったM2Mのサービスを、効率的に開発して自社の顧客に提供できる。

 利用料金は、基本使用料が月額50万円から。初期費用と、オプションの「データ蓄積追加サービス」および「アクセス回線サービス」は個別見積もりとなる。