写真1●Twitterに表示されたURLの安全性を色で識別
写真1●Twitterに表示されたURLの安全性を色で識別
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写真2●トレンドマイクロ マーケティング本部 コンシューマ&SBマーケティンググループ プロダクトマーケティング課の吉井直子氏
写真2●トレンドマイクロ マーケティング本部 コンシューマ&SBマーケティンググループ プロダクトマーケティング課の吉井直子氏
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 トレンドマイクロは2011年8月25日、パソコン・セキュリティ・ソフトの新版「ウイルスバスター2012 クラウド」と、Android端末向けセキュリティ・ソフト「ウイルスバスター モバイル for Android」を発表した。

 ウイルスバスター2012 クラウドの特徴は、SNSユーザー向けのセキュリティ機能「SNSプロテクション」だ。同機能は、Web検索やWebメール上でURLの安全性を色分けして表示する既存のWebレピュテーション機能を拡張したもので、Facebook、mixi、Myspace、Twitterに書き込まれたURLの安全性を識別する。安全なURLを緑色、既知の危険なURLを赤色、不正の疑いのあるURLを黄色、未テストのURLを灰色に塗り分け、危険なWebサイトへのアクセスはブロックする(写真1)。

 また、不正プログラム対策機能を強化。パソコン内の挙動を常時監視し、不審なプログラムを検出・ブロックする。保護レベルを「高」に設定した場合は、検出した不審なプログラムが侵入した経路を特定し、経路上のWebサイト、ファイルもブロックする。

 新版は、メモリー使用量やスキャン速度、省電力性能なども向上した。同社 マーケティング本部 コンシューマ&SBマーケティンググループ プロダクトマーケティング課の吉井直子氏(写真2)によると、「旧版のウイルスバスター2011 クラウドと比較して、ビジー時のメモリー使用量を42%削減し、フルスキャン時間を48%短縮した」という。さらに、ノートパソコンがバッテリーモードになった際にハードディスクの回転数を抑えた検索方法に切り替えることで、消費電力を旧版比62%削減した。

 同製品にはMac OS対応の「ウイルスバスター for Mac」が同梱されており、1ライセンスでWindows/Macを問わずパソコン3台まで利用することができる。価格は1年版が5980円、3年版が1万2800円。8月25日の17時にダウンロード版の提供を開始、9月2日にパッケージ版を店頭発売する。