写真●世界初のWindows Phone 7.5搭載スマートフォン「IS12T」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)
写真●世界初のWindows Phone 7.5搭載スマートフォン「IS12T」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)
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 KDDIは2011年8月23日、米マイクロソフトのスマートフォン向け新OS「Windows Phone 7.5」(開発コード名「Mango」)を搭載した「Windows Phone IS12T」(写真)を、8月25日から全国で順次発売すると発表した。当初9月以降としていた発売時期を前倒しし、世界に先駆けてWindows Phone 7.5搭載端末を市場投入する。

 8月25日にIS12Tの販売をスタートするのは、北海道・東北・関東・中部・九州・沖縄エリア。北陸・中国エリアでは26日、四国エリアでは27日から発売する。

 IS12Tが搭載するWindows Phone 7.5は、欧米で2010年秋から提供されていた「Windows Phone 7」の改良版。タイル状のアイコンをタッチ操作する独自のユーザーインタフェース「Metro」を踏襲しつつ、ハードウエアアクセラレーションやHTML5に対応させた「Internet Explorer 9」の搭載、マルチタスク機能の実装、処理の高速化、日本語への対応など大幅に機能強化してある(関連記事)。

 IS12Tのハードウエアの特徴は、1320万画素の背面カメラやIPX5/IPX8相当の防水・防滴機能など。重さは約113gで、スマートフォンとしては比較的軽量である。約3.7インチ(800×480ドット)のディスプレイや32Gバイトの内蔵メモリーを搭載。通信機能としては、IEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth(2.1+EDR)に対応している。