ラネクシーは2011年8月11日、企業の情報漏洩対策向け製品として、パソコンに接続された外部デバイスや周辺機器へのアクセスを制御する仕組みを提供するソフトウエアの新版「DeviceLock 7.1」を発売することを発表した。9月16日から販売を始める。開発元は米デバイスロック。

 DeviceLockは、フロッピーディスクやUSBメモリー、CD/DVDなどの記憶媒体や、無線LANやBluetooth対応の通信アダプターなど、クライアントパソコンに接続できる様々な外部デバイスや周辺機器の使用を個別に制限する機能を備えたWindows用のソフトウエア。

 個々のクライアントパソコンにインストールするエージェントである「DeviceLock Service」と、同エージェントの管理用インタフェースを提供する「DeviceLock管理コンソール」、エージェントから集めた監査ログなどを一元管理するためのサーバーソフトである「DeviceLock Enterprise Server」という三つのソフトで構成する。

 新版の7.1では、ネットワーク経由のデータ制御機能を強化する「NetworkLock」というソフトウエアコンポーネントを新たに搭載。同コンポーネントを使うことにより、FacebookやTwitterなどのソーシャルサービスやGmailなどのWebメールサービスで標準的に利用可能な「暗号化HTTPセッション」(HTTPS)経由での情報漏洩を防止できるという。

 「メディアキット」「ライセンス」「年間保守」の三つをセットにした形で販売する(年間保守は初年度のみ必須)。価格は、メディアキットが4500円、ライセンス料金は1ライセンス当たり6000円から(1~24ライセンスの場合)、年間保守費用が1200円から(同)となっている(価格はすべて税別)。