NTT東日本とNTT西日本、NTTコミュニケーションズの3社は2011年8月9日、3月11日に発生した東日本大震災および3月15日に発生した静岡県東部を震源とする地震の発生に伴って、安否確認のための手段として提供していた「災害用伝言ダイヤル(171)」と「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の両サービスについて、8月29日をもって運用を終了することを発表した。

 メッセージの録音および登録の操作が可能な期限は8月27日の午後3時。メッセージの再生および閲覧は、規定のメッセージ保存期間である48時間が経過する8月29日の午後3時をもって利用できなくなる。

 3社によれば、災害用伝言ダイヤルは3月11日のサービス提供開始から8月8日までに60.6万件の録音があり、再生された件数は285.3万件に上るという。災害用ブロードバンド伝言板については、同じく3月11日~8月8日までの期間で12.0万件の登録があり、閲覧件数は20.5万件あったとしている。

 なお、携帯電話の災害用伝言板サービスの運用は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのいずれも、6月30日を持って終了している(関連記事)。