米Twitterは、エレクトロニクス製品や生活家電などの情報を共有するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、米Bagcheckを買収した。Bagcheckが米国時間2011年8月8日に明らかにした。

 Bagcheckは米サンフランシスコの新興企業。創業は2010年4月。共同創設者のSam Pullara氏は、米Yahoo!でチーフテクノロジストを務めた経歴を持つ人物。もう一人の共同創設者、Luke Wroblewski氏は同じくYahoo!でチーフデザインアーキテクトの役職に就いていた。

 今回の買収により、Pullara氏はTwitterのエンジニアリングチームに加わる。Wroblewski氏はTwitterには移籍せず、自身の計画する次の仕事に専念するとしている。またBagcheckのサービスは今後も継続していくが、Pullara氏は「ほかのどのM&Aもそうであるように、状況は変わる可能性がある」とし、ユーザーがこれまで投稿したコンテンツをHTMLやJSON(JavaScript Object Notation)形式のファイルで書き出せるようにしたと説明している。

 Bagcheckは、家電製品などユーザーが愛用している製品の情報を共有するサイト。取り上げる製品はカメラなどの写真機材や調理家電など何でもかまわず、日常生活にある身の回りの製品の話題を通じてユーザーが交流することを目的としている。なお、Twitter、Bagcheckともに今後の計画について、現時点では明らかにしていない。

[Bagcheck公式ブログへの投稿記事]