米GoogleのSNS「Google+」のユーザー数は今後急速に増え、1年後には米国で第2位のソーシャルメディアになる――。こうした予測を米Bloombergが米国時間2011年8月6日に報じた。

 アンケート調査の結果をBloombergと市場調査会社の英YouGovが分析した。それによるとGoogle+はすでに米国成人の13%が会員登録をしている。この割合は今後1年間で9ポイント増えて22%になる見通し。また同じ期間、SNS最大手のFacebookは2ポイント増えて69%となり、ミニブログの米Twitterは3ポイント増の20%に、ビジネス向けSNSの米LinkedInは2ポイント増の20%になると、Bloomberg/YouGovは予測している。

 Google+は、Googleが6月末に開始した同社独自のSNS。現在はフィールドテストという位置付けで運用しているが、すでに多くの人に開放されておりユーザーは増加を続けている。先ごろ英Reutersなどのメディアが、Google+のユーザー数はすでに2500万人を突破したとする米comScoreの調査結果を報じて話題となった。

 comScoreによると、Google+のユーザー数は1日当たり約100万人のペースで増えている。Facebookが2500万人のユーザーを獲得するのに約3年を費やしており、Twitterは2年半を要した。Google+は7月24日時点で2500万人を超えており、SNSの中では過去最速で成長しているという。

 BloombergとYouGovのアンケート調査によると、Google+のユーザーのうち、毎日サービスを利用していると回答した人の割合は45%。これに対し、Facebookを毎日利用するという人は62%、Twitterでは42%、LinkedInでは8%になる。

 またGoogle+とFacebookの両方のアカウントを持つ人の約30%が、Facebookで費やす時間が減ったと答えている。Google+が登場したことで、Facebookのユーザー滞在時間に変化が生じているようだとBloombergは伝えている。

 アンケートは7月29日~8月2日の期間、米国の18歳以上の成人1003人を対象にオンラインで実施した。