電通国際情報サービス(ISID)は2011年8月4日、クウジットと資本・業務提携したと発表した。クウジットは、位置測位技術「PlaceEngine」やAR(拡張現実)技術を利用したサービスを提供する企業。ISIDはクウジットの第三者割当増資を7月末までに引き受け、クウジットの発行済み株式の24.5%を取得した。これによりISIDはクウジットの筆頭株主となった。

 両社は今後、ISIDが手がけるCRM(顧客関係管理)や電子商取引などのシステムとクウジットの技術を組み合わせ、新たなマーケティング用プラットフォームを開発していく。例えば“ユーザーごとの現在地や周囲の空間情報に連動して、ARを利用した広告コンテンツを配信する”といった用途を想定している。