日本オラクルは、オープンソースDB「MySQL」の認定資格試験の受験者数拡大に本腰を入れる。2012年5月までに、これまで200人前後(本誌推定)だった年間の受験者数を一気に1000人に引き上げる目標だ。受験者数を増やすため、従来英語でしか受けられなかった試験の日本語化を順次進めており、今秋までにすべての試験を日本語で受けられるようにする。

 「国内で最も普及しているオープンソースDBなので、資格試験の潜在需要はある。日本語化によって受験者数を急増させる」と日本オラクルの阿部憲三郎氏(オラクルユニバーシティ ビジネス推進部シニアマネジャー)は意気込む。

 資格は4種類。入門者向けの「Oracle Certified Associate,MySQL 5」、管理者向けの「Oracle Certified Professional,MySQL 5 Database Administrator」、ストアドプログラム開発者向けの「Oracle Certified Professional,MySQL 5 Developer」、高可用性版「MySQL Cluster」の管理者向けの「Oracle Certified Expert,MySQL 5.1 Cluster Database Administrator」である。

 試験料は2万2260円から。試験の運用会社はピアソン・ビュー。2011年8月31日まで、日本オラクルの特設サイトで無償の模擬試験を提供している。