TKCは2011年8月2日、連結会計ソフト「eCA-DRIVER」の新版「2011年夏版」の提供を始めたと発表した。IFRS(国際会計基準)への対応を支援する機能として「コンバージェンス&アドプションの自動修正仕訳」機能を新たに追加。連結子会社からのデータ収集機能などを強化した。

 2011年夏版に追加したコンバージェンス&アドプションの自動修正仕訳は、連結子会社が入力した日本の会計基準(日本基準)に基づいた会計データをIFRSに基づいたデータに修正したり、子会社の単体決算のデータを連結決算の作成に必要なデータに変換したりする機能だ。

 このほか子会社からデータを収集する際に、データの整合性をチェックする機能を追加した。使い勝手の向上を支援するために、Excelから仕訳データをインポートしたり、エクスポートしたりする機能も新たに加えている。

 eCA-DRIVERの価格は、基本システムとオプションのマネジメントレポート設計ツールなどを合わせて300万円から。コンバージェンス&アドプションの自動修正仕訳機能は、「IFRSチェンジャー」という製品名で別途、販売している(関連記事:Excelベースのソフトで日本基準からIFRSへ数値を変換、TKCが新製品)。