NTTコミュニケーションズは2011年8月3日、仮想ハードディスクサービス「Bizシンプルディスク」の提供を開始した。10テラバイトから利用可能で、最大容量は3ペタバイト。容量は10テラバイト単位で増減できる。料金は10テラバイトごとに月額21万円。利用にあたっては、同社のVPNサービスが必要となる。

 Bizシンプルディスクは、同社の国内データセンターを利用して仮想ハードディスクを提供するサービス。同社データセンターとユーザーの社内サーバーをVPNで接続し、システムのバックアップや、動画など大容量コンテンツのアーカイブに利用する。インターネット接続事業者やSaaS事業者のストレージ基盤としての利用も想定する。

 対応する通信サービスは、同社の新型VPNサービス「Arcstar Universal One」、広域イーサネットサービス「e‐VLAN」、IP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」、アクセス回線にFTTHやADSLを利用するエントリーVPNの「Group-VPN」。Arcstar Universal One以外のVPNサービスを利用する場合はサービス利用料のほか、「アプリケーション接続サービス」の契約が必要となり、別途月額7350円の料金が発生する。

 なおディスク容量の変更に手数料はかからない。ディスク容量の追加には15営業日、削減には7営業日を要する。