画面1●最大毎秒15フレームのVGA画質でビデオ通話
画面1●最大毎秒15フレームのVGA画質でビデオ通話
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画面2●強化した「Contacts」ビュー
画面2●強化した「Contacts」ビュー
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 ルクセンブルクのSkype Technologiesは現地時間2011年8月2日、米Appleのタブレット端末「iPad」に最適化したアプリケーション「Skype for iPad」をリリースした。Wi-Fiあるいは3G(第3世代)ネットワークを介して、他のSkypeユーザーとの無料ビデオチャットが楽しめる。日本語にも対応し、Appleのモバイルアプリケーション配信/販売サービス「App Store」から無償でダウンロード可能。

 Skype for iPadは、iPadの広い画面を生かした設計で、最大で毎秒15フレームのVGA(640×480ドット)画質でビデオ通話ができる(画面1)。ビデオ通話しながらインスタントメッセージを送信することも可能。

 また、連絡先情報を表示する「Contacts」ビューを強化し、大きいプロフィール画像付きで閲覧できる(画面2)。履歴ウインドウも改良し、最近の通話履歴の検索や、通話の再開をより簡単に実行できるようにした。連絡先情報を開いてSMSメッセージを作成および送信する手順も簡素化した。

 iPadユーザー同士だけでなく、Skypeアプリケーションをインストールしている「iPhone」や「Mac」、Windows搭載パソコン、「Android」搭載端末、あるいはSkype機能を統合したHD(高解像度)テレビともビデオチャットや通話が行える。また、固定回線電話や携帯電話に対して低料金で通話することもできる。

 Skype for iPadは「iOS 4.0」以降に対応する。双方向ビデオチャットは「iPad 2」で利用可能。初代iPadでは相手のSkypeユーザーのビデオを受信することができる。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると、Skype for iPadは8月1日にApp Storeで公開されたが、すぐに取り下げられた。Skypeはミニブログサービス「Twitter」で「最高の体験を保証するために、早まって公開したSkype for iPadを一時的に取り下げる」と説明し、8月2日にあらためてSkype for iPadを公開した。

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