写真は「EB-X14」。「EB-W12」「EB-X12」「EB-S12」もほぼ同じ外観。
写真は「EB-X14」。「EB-W12」「EB-X12」「EB-S12」もほぼ同じ外観。
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廉価モデルの「EB-S02」
廉価モデルの「EB-S02」
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多機能パワーモデルの「EB-1880」
多機能パワーモデルの「EB-1880」
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手前が「スライド式横台形補正機能」のスライド式レバー。左右に動かすことで歪みがデジタル補正される
手前が「スライド式横台形補正機能」のスライド式レバー。左右に動かすことで歪みがデジタル補正される
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「ELPIU02」のデモの様子。専用のペンでスクリーンをなぞると、マウス操作ができる。プロジェクターの上に乗っているのがELPIU02の本体
「ELPIU02」のデモの様子。専用のペンでスクリーンをなぞると、マウス操作ができる。プロジェクターの上に乗っているのがELPIU02の本体
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 エプソンは2011年8月2日、ビジネス向けのプロジェクター6機種を発表、9月より順次出荷を開始する。発売するのは同社がスタンダードモデルと位置付ける5機種「EB-X14」「EB-W12」「EB-X12」「EB-S12」「EB-S02」と、多機能パワーモデルとする「EB-1880」の1機種。価格はオープンプライスで、予想実勢価格EB-X14が9万円台後半、EB-W12が8万円台後半、EB-X12が7万円台後半、EB-S12が4万円台後半、EB-S02が3万円台後半、EB-1880が23万円台後半。

 新機能の「スライド式ヨコ台形補正機能」を、下位機種の「EB-S02」を除く全ての新モデルに搭載した。本体上面にあるスライド式のレバーを左右に動かすだけで、左右方向の台形の歪みが補正される。上下方向の台形歪みは本体の傾きを自動的に感知して補正するので、短時間で設置して投影が可能になる。

 スライド式ヨコ台形補正機能は、スクリーンに対して正対する位置にプロジェクターを置けない場合に効果を発揮する。狭い会議室などでの活用のほか、家庭で棚の上から投影したい、TVゲームをするときにプレーヤーの影が映らないように横から投影したい、といった需要にも応えられる。

 新モデルは画面の明るさも強化した。最高輝度はスタンダードモデルではEB-X14が3000lm(ルーメン)としたほか、EB-W12、EB-X12、EB-S12が2800lmと従来より200lmアップ。EB-S02は2600lm。多機能パワーモデルのEB-1880は4000lm。コントラスト比はスタンダードモデルで3000:1とし、2000:1だった従来機より、くっきりした映像が表示できる。

 このほか、新モデルは全機種、外付けオプションの電子黒板ユニット「ELPIU02」(実勢価格は9万円台後半)に対応した。プロジェクター上面に固定し、赤外線を発する専用のペンの軌跡を追うことで、表示している画面に対し、マウス操作や書き込みが可能になる。エプソン販売の取締役販売推進本部長の中野修義氏は「プロジェクターにインタラクティブな機能を持たせることで会議の活性化、効率化を提案したい」としている。