大塚商会は2011年7月29日、2011年12月期の第2四半期(1~6月)決算を発表した。東日本大震災後のサプライチェーンの混乱や自粛ムードにより、一部のサービス売り上げが減少したものの、震災後は節電対策やBCP(事業継続計画)関連のSI(システムインテグレーション)ニーズが高まり、全体では増収増益となった。

 第2四半期の連結決算は、売上高2491億4400万円(前年同期比2.0%増)、営業利益139億4300万円(同14.1%増)、経常利益143億500万円(同14.2%増)、四半期純利益78億2400万円(同10.9%増)となった。

 セグメント別の売り上げを見ると、コンサルティングからシステム設計、搬入設置工事、ネットワーク構築までを含むSI事業は1412億8600万円(同2.0%増)。震災後の節電対策やBCP構築などの案件増加により、増収となった。また、オフィスサプライ、保守サービス、アウトソーシングサービスなどのサービス&サポート事業も、オフィスサプライ通販「たのめーる」が堅調に推移し、前年同期比2.3%増の1071億400万円だった。