伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2011年7月29日、4-6月期(2012年3月期第1四半期)決算を発表した。開発ビジネスの増収と高採算案件の受注により、前年同期比394.1%増の営業増益となった。

 第1四半期の連結決算は、売上高570億8600万円(前年同期比1.4%増)、営業利益19億7700万円(同394.1%増)、経常利益20億700万円(同341.6%増)、四半期純利益9億6200万円(前年同期は4億2500万円の損失)だった。

 仮想化ホスティングサービスやパブリッククラウドサービスなどのサービスビジネスの収益は前年同期と同水準で推移した一方、開発ビジネスが好調だった。通信業界向けのネットワーク構築や、コンビニエンスストア向けの商品会計システム構築、クレジットカード会社向けのインフラ基盤構築などの案件を受注して売り上げが伸びた。また、高採算案件の受注が寄与し、売上総利益率は26.9%となり前年同期比で1.6ポイント増加した。