Page Speed Serviceのホームページ
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 米Googleは米国時間2011年7月28日、Webページ高速化サービス「Page Speed Service」を発表した。Webサイト運営者向けに提供するもので、Webページをより高速で読み込めるよう最適化する。

 Page Speed Serviceを利用するには、サービスに登録し、自身のWebサイトのDNSエントリーをGoogleに知らせる。するとPage Speed ServiceがサーバーからWebサイトのコンテンツを読み込んで、パフォーマンスを最大限に高める方法でコンテンツを書き直す。これを世界のGoogleサーバーからサイト訪問者に配信する。サイト訪問者はこれまでどおりそのWebサイトにアクセスし、速度が向上している以外は、今までと変わらずに利用できる。

 同サービスにより、Webサイト運営者は、CSSの連結、画像の圧縮、キャッシング、リソースのgzip圧縮といったWebパフォーマンス向上のための作業を行わずに済むとしている。GoogleがいくつかのWebサイトについて実施したテストでは、読み込み速度が25~60%向上したという。

 Page Speed Serviceは現在、限定的な無償トライアルを実施している。同社エンジニアリングマネージャーのScott Knaster氏によれば、正式版は「競争力のある価格」で提供するという。自身のWebサイトに同サービスを利用した場合の効果を簡単にチェックできるツールサンプルのテスト結果などが専用サイトで公開されている。

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