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Hack for Japan仙台会場、“アイデア生み出すアタマ”を呼び起こす

菊池 隆裕=ITpro 2011/07/25 日経コミュニケーション
写真1●Hack for Japanの仙台会場の様子
写真1●Hack for Japanの仙台会場の様子
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写真2●被災後の行動から思い付いたアイデアを書き出し、アプリになりそうなものに投票
写真2●被災後の行動から思い付いたアイデアを書き出し、アプリになりそうなものに投票
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写真3●模造紙などを使ってグループごとに発表
写真3●模造紙などを使ってグループごとに発表
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写真4●東北放送の吉田信也氏
写真4●東北放送の吉田信也氏
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 Hack For Japanは2011年7月23日にアイデアソンを開催した。Hack For Japanは、東日本大震災の復興支援アプリの開発促進を目的として活動するIT技術者コミュニティ。震災直後から、アイデアを募るアイデアソンや、アプリを開発するハッカソンなどの活動を行っている(関連記事1関連記事2関連記事3)。今回のオフラインイベントは、3月、5月に続いて3回目となる。

 7月23日のアイデアソンは、東京、会津、仙台、遠野の4カ所で開催された。このうち、仙台のアイデアソンの様子を報告する(写真1)。

 仙台会場では、アイデア創出の支援事業を行っているアイデアプラント代表の石井力重氏が進行役を務め、個人、グループごとにアイデアを出し合った。

 同氏のアイデア創出支援の基本的な手法は、人それぞれが本来持っている個性的な発想を引き出す、というもの。同氏によれば、常識の形成や教育の結果として、人の発想は画一的なものになっていくのだという。例えば、今回のイベントの導入として魚、二等辺三角形、寿司の絵を受講生に描かせると、ほとんどの人が「左向きの魚」「頂点が上向きの二等辺三角形」「まぐろのにぎり」を描く。その結果を踏まえ、大人ほど発想が画一的になる傾向があると石井氏は解説する。

 本来の個性的な発想を引き出すため、いくつかのツールや手法を使って“固くなったアタマ”をほぐしていく。例えば、「ナビ(誘導する)」「サーチ(探す)」などランダムに選んだキーワードでアプリを考えてみる、講演を聞いて印象に残った動詞を書き出して相互に批評し合う、といったものである。

 後半のアイデアワークでは、震災後の行動を各個人が列挙し、2人1組のペアを数回作ってアドバイスし合い、その後アプリになりそうなものを相互投票した(写真2)。投票の結果、表数の多いものを30日に開催するハッカソン向けのアイデア候補として絞り込んでいった。最終的には、災害時に役立つ食品情報とレシピアプリ「教えて冷蔵庫くん」、人の分布が分かる「人口サーモグラフィ」、オンライン上でテレビ番組の「笑点」を模してコミュニケーションを楽しむ「復興笑点」などが残り、次週のハッカソンの題材として引き継がれた(写真3)。

地元テレビ局のスタッフが現地報告

 このほか、仙台会場では、震災復興支援キャンペーン「絆みやぎ」のサイト運営スタッフである東北放送の吉田信也氏が、「ラジオカー取材から見た宮城の現状」と題する講演を行った(写真4)。

 東北放送では、ラジオカーを使って県内各地の被災地を巡っている。会場では沿岸部と内陸部それぞれの被災者へのインタビューをビデオで紹介し、「自立したいが、定住先が決まらないことには仕事を探すことも難しい」「地域コミュニティを維持したいので遠くには移りにくい」「仮設住宅に住める2年間で今後のことをゆっくり考えたい」などの多様な声を報告した。

 また、5月と7月時点での避難所や避難者の数の推移を紹介。沿岸部と内陸部、そして県北部と南部では状況が大きく異なるという。県北部の沿岸地域はリアス式海岸のために津波の被害が比較的大きく、仮設住宅などで使える土地が少ない。このため、復旧に時間がかかっている。こうした地域では、仕事と住居を求めて県外に避難する人が増えているという。一方、仙台では仮設住宅が余っているような状況だ。これは、市内に賃貸物件が豊富にあるためだ。

 このほか、住居面では自宅を修理したくても材料がない、建築制限がかかっていて工場などを作ることができない、生活面ではハエが大量に発生するなど衛生面が悪化しているという報告もあった。

 この様子はUstreamを通じて、東京、会津、仙台、遠野の会場にも中継された。7月30日には、この日のアイデアソンで出たアイデアをもとに、アプリを実際に開発するハッカソンが東京、会津、仙台で行われる予定だ。

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