Mac OS X 10.7(Lion)の画面例
Mac OS X 10.7(Lion)の画面例
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 米Appleは米国時間2011年7月21日、パソコン向けOS新版「Mac OS X 10.7(Lion)」のダウンロード数が発売初日で100万件を超えたと発表した。同社がリリースしたOSの中で販売の立ち上がりが最速という。

 同社Worldwide Product Marketing部門上級バイスプレジデントのPhilip Schiller氏は「Mac OS X Lionは素晴らしいスタートを切った。ユーザーの評価と業界の反応は感動的なほどだ」と述べている。また同氏は、さまざまな新機能だけでなく、同社のMac向けアプリケーション配信/販売サービス「Mac App Store」からのダウンロードでマシンをアップデートできる手軽さもMac OS X Lionの特徴だと強調した。

 Mac OS X Lionは7月20日にMac App Storeでの販売を開始した(関連記事:Apple、最新OS「Mac OS X Lion」と「MacBook Air」「Mac mini」新モデルをリリース)。250以上の新機能を追加し、新たなマルチタッチジェスチャー機能やフルスクリーンアプリケーションのサポートのほか、Mac上で動作するものすべてを管理する「Mission Control」、アプリケーションの起動を効率化するインタフェース「Launchpad」、前回終了した状態でシステムやアプリケーションを再起動する「Resume」などの機能を備える。

 Mac App Storeを通じたダウンロードは、「Mac OS X 10.6.6(Snow Leopard)」以降を対象にしたアップグレードとしてインストールすることができる。8月下旬には、USBメモリーに格納したMac OS X Lionを同社オンラインストアから発売する。

 米メディアの報道(CNET News)によると、これまでの最速記録は2007年にリリースした「Mac OS X 10.5(Leopard)」で、販売開始から約1週間で200万本を達成していた。

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