写真1●「R25 Presents 第1回Androidアプリ大賞」の表彰式の様子
写真1●「R25 Presents 第1回Androidアプリ大賞」の表彰式の様子
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●表彰式に駆け付けたデーブ・スペクター氏
写真2●表彰式に駆け付けたデーブ・スペクター氏
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●アプリ投稿用のフォームを用意してサイトを通じて紹介
写真3●アプリ投稿用のフォームを用意してサイトを通じて紹介
[画像のクリックで拡大表示]

 若手ビジネスマンの視点で選ぶAndroidアプリのコンテスト「R25 Presents 第1回Androidアプリ大賞」の表彰式が、2011年7月20日に開催された(写真1)。主催は、無料雑誌「R25」「L25」などを提供するメディア・シェイカーズ。20日の表彰式では、最終選考作品の中からビジネス、ライフスタイル、エンターテイメントの各部門で大賞、日本テレビの深夜番組「iCon」とR25による特別賞を選出した。

 ビジネス部門の大賞は、コピー&ペーストや定型文のメモ付けなど入力支援機能を備える「aNdClip」。開発者はamazing-create氏で、「スマートフォンでできないことをクリアする」ことが開発の動機だとした。

 ライフスタイル部門の大賞は、日本道路交通情報センターの情報を取得して表示する「渋滞ナビ」。開発者は「情報はあったが、スマートフォン向けには見にくかったので自分で作った」(フリックテックの担当者)という。

 エンターテイメント部門の大賞は、架空の異性から電話がかかってくる「妄想電話」。5カ月で100万ダウンロードを達成したという。開発者のMosoprojectの登壇者は「ネット経由の投稿機能を設ける前は、知り合いの女性に電話の声を吹き込んでもらった」と苦労話を語った。

 このほかiCon特別賞は、鳥人間が開発した国際宇宙ステーションのARソフト「ToriSat」、R25特別賞はプリマステアのエクササイズアプリ「いっしょにとれーにんぐ for Android」が獲得した。

 表彰式を盛り上げたのは、審査員を務め特別ゲストとして登場した放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏(写真2)。日本通であると同時にモバイルマニアで知られる同氏は、得意のジョークを織り交ぜつつも、「しゃべった内容がそのままメールになる口述筆記のアプリが欲しい」、「高級ブランドの広告サイトには洗練されてカッコいいものがたくさんあるが、情報系サイトはごちゃごちゃ感があるのでもっとシンプルにした方がいい」とアプリの希望や論評を披露、最後は「J-POPは海外でも人気がある。アプリも日本に限らず広がってほしい」とエールを送るなど、随所に通らしさを発揮した。

 表彰式の締めくくりには、メディア・シェイカーズ メディア企画グループの鈴木康裕氏が登壇、R25の新しい取り組みとして、開発者自らアプリを投稿してもらい、その中からピックアップしたアプリをサイトを通じて紹介する事業を始めると紹介した(写真3)。