文書共有サイト「Scribd」を運営する米Scribdは現地時間2011年7月19日、モバイル向けデジタルニューススタンド「Float」を発表し、米Appleのモバイルプラットフォーム「iOS」に対応したアプリケーションを公開した。

 Appleのスマートフォン「iPhone」のユーザーは、ニュースコンテンツやブログ記事、Scribdで公開されている文書などを一カ所で閲覧および管理できるほか、ScribdやSNSサイトを通じてユーザー同士で情報を共有し、興味のあるコンテンツを発見できる。

 Floatでは、米大手通信のAssociated Press(AP)をはじめ、米誌「FORTUNE」「PEOPLE」「TIME」のオンライン版やニュースサイト「CBSNews.com」「CNET」、ブログサイト「TechCrunch」など150以上のサイトがコンテンツを提供する。年内に定期購読契約での有料コンテンツ配信を開始する。

 Floatアプリケーションは、テキストを拡大する機能や、ページをめくるように左右にスクロールする機能を備え、屋外や夜間といった閲覧環境に応じた設定が可能。オフラインでの閲覧にも対応するほか、「Feed」機能では「Twitter」や「Facebook」、Scribdのユーザーによるお薦め情報を確認できる。Web版の「Float.com」との同期も行える。

 iOS向けアプリケーションはAppleのモバイルアプリケーション配信/販売サービス「App Store」から無償で入手可能。iOS 4.0以降に対応する。Appleのタブレット端末「iPad」専用アプリケーションや米GoogleのモバイルOS「Android」向けのアプリケーションも近日中に公開するとしている。

[発表資料(プレスリリース)]
[発表資料(公式ブログ)]