米ChangeWave Researchは米国時間2011年7月18日、北米のスマートフォン市場に関する調査結果を発表した。それによると、スマートフォンの購入を予定している北米消費者の中で最も人気があるモバイルプラットフォームは米Appleの「iOS」、次いで米Googleの「Android」だった。

 北米消費者4163人を対象に6月にアンケートを実施したところ、今後90日以内にスマートフォンを購入する予定の消費者のうち46%がiOS搭載機を希望しており、3カ月前の調査時より2ポイント増加した。Android搭載機の購入予定者は32%で、同1ポイント増加した。カナダResearch in Motion(RIM)の「BlackBerry OS」を予定している回答者は4%で、同1ポイント減少した。

 すでにスマートフォンを所有している消費者に満足度を尋ねると、「たいへん満足」と答えた割合は、iOSが70%と最も高く、Androidは50%、RIMは26%だった。米Microsoftの「Windows」は27%だが、「Windows Phone 7」に限ってみると57%と満足度が上昇する。

 またChangeWaveは、Appleが6月に発表した新サービス「iCloud」の影響にも注目している。iCloudはクラウドコンピューティングを利用して音楽や写真、アプリケーション、文書ファイルなどを保存、管理できる無料のサービスで、今年の秋に開始する予定(関連記事:Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理)。iCloudの発表を受けて将来Apple製品を購入する可能性が高まったとする回答者は、すでにApple製品を所有している人では29%、Apple製品を所有していない人では13%だった。

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