米Googleは米国時間2011年7月18日、コロンビアの国別トップレベルドメイン名(ccTLD)である「.co」に、同社の社名を示す1文字を付けた「g.co」を取得したと発表した。同社のサービスや製品用Webページに導入する短縮URLに使用する目的で、コロンビアの.CO Internetから購入した。

 Googleは、すでに「goo.gl」の文字列を付ける短縮URLサービスを提供しているが、「g.co」はこれとは異なり、同社が所有する公式サービス、製品のWebページのみに使用する。同社のコンシューマーマーケティング部門副社長のGary Briggs氏は公式ブログで「goo.glはこれまでと変わりなくサービスを継続するので安心してほしい。一方g.coはGoogleのWebページであることが約束されるURLとなる」と述べている。

 .CO Internetはコロンビアの情報技術・通信省から.coドメインの取り扱いを委託されているレジストリー管理会社。同社によると、企業などが.coに自社ブランドを示す1文字を付けるドメイン名を取得する動きが広がっており、ここ最近は米Amazon.comが「a.co」「z.co」などを、米Twitterが「t.co」を取得した。

 海外メディア(英Reuters)によると、一般的な.coドメインは米Go Daddyなどのレジストラーによって販売され、料金は11.99ドル程度となる。しかしg.coのような1文字ドメインは直接交渉となり、取得金額は150万ドルを超えるという。

[Google公式ブログへの投稿記事]
[.CO Internetの発表資料]