NECは2011年7月15日、仮想アプライアンスの新製品として、メール・フィルタリング・サーバー「AddPoint/MailWallServer V7.2 for VMware」と、ファイアウォール「InterSecVM/SG V1.0 for VMware」を発表した。AddPoint/MailWallServer V7.2 for VMwareは本日から出荷しており、価格は328万円(税抜き)。InterSecVM/SG V1.0 for VMwareの出荷時期は9月で、参考価格は60万円(同)である。

 仮想アプライアンスは、OSと特定のサーバー・アプリケーションを仮想化環境上で動作するようパッケージ化したソフトウエア製品。AddPoint/MailWallServer V7.2 for VMwareは、メール・サーバーが送受信するメールのフィルタリング機能に加え、アーカイブや添付ファイルの暗号化、誤送信防止などの機能を備える。InterSecVM/MW V1.0 for VMwareは自社開発のエンジンによる主要なファイアウォール機能を装備するほか、日本語化されたWebベースの管理ツールが利用できる。

 またNECは、これまでVMware環境向けに提供していた仮想アプライアンス3製品について、Hyper-V上で動作するバージョンの提供を開始した。メール・サーバーの「InterSecVM/MW」(41万円、税抜き)、プロキシ・サーバーの「InterSecVM/CS」(64万円、同)、ロード・バランサの「InterSecVM/LB」(64万円、同)で、いずれも本日から出荷している。