KDDIは2011年7月14日、社内業務にAndroidタブレット端末を採用して、効率化とペーパーレス化を図ると発表した。同社ソリューション事業本部の従業員約2800人に「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M(XOOM)」を配備。企業向けプライベートクラウドと広域接続環境を使って、商談や社内会議を効率化する。
XOOMは、10.1型マルチタッチ液晶を搭載した米モトローラ製のAndroidタブレット。KDDIの自社内業務利用では、広域データネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」内で提供する企業向け閉域クラウドサービス「Virtual データセンター」の仮想デスクトップに接続し、タブレットをシンクライアントとして利用する。
社内では会議資料のペーパーレス化や共有、資料の一元管理、外出の多い営業社員にはパンフレットや打ち合わせ資料のペーパーレス化やスマートフォン連携による閲覧などが可能になる。外から社内システムに安全にアクセスできるため、節電対策や緊急時の在宅勤務などにも活用する。
導入アプリケーションは、インフォテリアのスマートフォン向け情報共有ソリューション「Handbook」、レコモットのグループウエア「moconavi」、オプティムのデバイス管理サービス「Smart Mobile Safety Manager」、サイバートラストの端末認証「サイバートラスト デバイスID」、いいじゃんネットのリモートアクセスサービス「CACHATTO」など。