パナソニック「TOUGHBOOK H2」。約3時間の急速充電が可能という
パナソニック「TOUGHBOOK H2」。約3時間の急速充電が可能という
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 パナソニックは、「堅牢」が特徴の業務用タブレット型パソコン「TOUGHBOOK H2」シリーズを2011年10月7日から順次発売する。Core i 5-2557M vPro(1.70GHz)を採用して、処理速度を従来モデルの約5倍に高速化した。「ヘルスケアモデル」と「フィールドモデル」がある。いずれも価格はオープンで、予想実勢価格は25万円前後。

 医療現場や屋外などの厳しい環境で使うことを想定した10.1型XGA液晶のタブレット。衝撃や落下に耐え、ファンレス設計で防塵・防滴性にも優れる。ストレージはHDDで、従来モデルの2倍の160GBに強化した。持ち運び用にハンドルとハンドストラップを備える。外部インタフェースは、USB 2.0ポート、LANコネクター、シリアルコネクターを標準搭載する。

 ヘルスケアモデルは、アルコールや次亜塩素酸など消毒用薬品への耐性を高めた。フィールドモデルは、輝度約6000cd/平方メートル相当の半透過型液晶を搭載して屋外での視認性を向上させた。また、マイナス10度から50度までの温度環境に対応し、低温・高温の設備内や冬季・夏季の屋外業務にも使用できる。

 両モデルとも、標準構成のほか、インテルの対盗難技術対応のワイヤレスWANモジュールを内蔵したモデルをラインアップした。3G回線経由でワイヤレスWANを構築可能で、盗難・紛失時にはパソコンの機能停止を遠隔で指示できる。予想実勢価格は30万円前後。