NTTアイティは2011年7月11日、在宅勤務環境を支援するサービス「スマートテレワークHP(ハイプレゼンス)サービス」の提供を開始した。在宅勤務する社員とオフィスにいる社員が、互いの顔を見える状況で業務を行える。在宅勤務する社員の疎外感を低減したり、管理者による勤怠管理を実施しやすくするのが新サービスの狙いだ。

 具体的には、同社が従来から提供している画面転送型リモートアクセス・サービス「マジックコネクト」と、Web会議サービス「ミーティングプラザ」を組み合わせる。在宅勤務者のパソコン上では、マジックコネクトを使ってオフィスにある自席のパソコン画面を表示。同時にミーティングプラザを使って、オフィスの様子やほかの在宅勤務者の顔を映す。

 年間利用料は5IDの場合は59万円から。初期費用は同条件で10万5000円から。9月30日までは初期費用を半額にする。オフィスの様子を映し出す場合は、オフィスのカメラでID一つを消費し、残り4IDを在宅勤務者に割り当てることになる。在宅勤務者ごとに専用のIDを払い出す形式のサービスなので、IDの使い回しはできない。役職者や子育て中の社員など、在宅勤務の実施があらかじめ分かっている社員による利用が前提となる。