写真●マクニカネットワークスが販売を始めた米ジュニパーネットワークス製のSSL-VPN&NACアプライアンス「Juniper Networks MAG2600 Junos Pulseゲートウェイ」
写真●マクニカネットワークスが販売を始めた米ジュニパーネットワークス製のSSL-VPN&NACアプライアンス「Juniper Networks MAG2600 Junos Pulseゲートウェイ」
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 マクニカネットワークスは2011年7月7日、米ジュニパーネットワークス製の統合型マルチアクセスソリューション「Juniper Networks MAG2600 Junos Pulseゲートウェイ」(写真)の販売を開始した。価格は最小構成で73万円から(税別価格)。

 MAG2600は、遠隔からWebブラウザーと暗号通信プロトコルのSSL(Secure Sockets Layer)を使って社内のネットワークやアプリケーションへのアクセスを可能にする「SSL-VPN」と、ゲストアクセス可能なネットワーク検疫の仕組みを提供する「NAC」(Network Access Control)の二つの機能を搭載したアプライアンス(専用機器)。ジュニパーネットワークスが販売を終了したSSL VPNアプライアンス「Juniper Networks Secure Access 700」(SA700)の後継機種となる。

 MAG2600の特筆すべき特徴の一つはそのサイズで、SA700が43.8cm(幅)×4.4cm(高さ)×22.8cm(奥行き)だったのに対して、MAG2600は同10.95×4.2×19.64cmと体積比で1/4以下の「手のひらサイズ」になった。重量もSA700の4.53kgに対してMAG2600は900gと軽量化。最大消費電力もSA700の220WからMAG2600では30Wと1/7以下となっている。

 小型軽量省電力化を図りつつも、MAG2600の基本性能はSA700と比べて大幅に強化されている。最大同時接続ユーザー数は100ユーザーに増加(SA700は25ユーザーまで)、ネットワークインタフェースも1Gイーサネットに対応したLANポートを2ポート搭載している(SA700は10M/100M対応LANポートを2ポート)。MTBF(平均故障時間)もSA700の10万時間に対してMAG2600は21万2000時間と2倍以上に長寿命化が図られている。