「ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェア」の画面
「ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェア」の画面
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 情報処理推進機構(IPA)は2011年7月6日、情報技術の基礎知識を問う国家試験「ITパスポート試験」において、パソコンを使った試験方法(CBT:Computer Based Testing)を疑似体験できるソフトを公開した。2011年11月から同試験がCBT方式に切り替わるのに先立ち、受験予定者が事前に画面や操作方法を試せるようにするのが目的。

 ITパスポート試験はこれまで、春と秋の2回、マークシートを用いて行われてきた。CBT方式に移行することで、全国100カ所以上の会場において最低でも月に1度は受験が可能になるなど、受験機会が大幅に増加する。試験終了後その場で採点を実施し、結果を把握することも可能になる。ただし、紙による試験と試験方法が大きく変わることから、受験者が戸惑う可能性がある。そこでIPAでは、リハーサル試験を実施して事前にCBT方式を体験できる機会を用意してきた(関連記事)。

 今回のソフトは、これを自宅でも体験可能にするもの。ソフトの名称は「ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェア」で、IPAのWebサイトから無料でダウンロードできる。Windows XP/Vista/7で動作する(.NET Framework 3.5 SP1が必要)。