写真1●「Trend Micro Mobile Security 7.0」のメイン画面
写真1●「Trend Micro Mobile Security 7.0」のメイン画面
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写真2●端末の集中管理画面(Android端末の位置検索)
写真2●端末の集中管理画面(Android端末の位置検索)
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 トレンドマイクロは2011年7月7日、Android端末のセキュリティソフト「Trend Micro Mobile Security 7.0」を発表した(写真1)。法人を対象にした製品で、8月3日から出荷を始める。製品ラインアップは「スタンダード」と「アドバンス」の2種類。

 スタンダードは、不正プログラム検知や不審サイトへのアクセス制限などのセキュリティ対策機能、およびシステム管理者向けの集中管理機能を備える(写真2)。一方、アドバンスはスタンダードの機能に加えて、端末の盗難・紛失時に必要なデバイス管理機能を搭載する。これにより、遠隔からの端末ロックやデータ消去、位置検索などが可能になる。カメラやBluetoothなど、特定機能の使用を制限することもできる。

 さらにトレンドマイクロは、2011年11月をめどに同製品の機能拡充を予定している。例えば、ウイルスのパターンファイルの強制アップデート機能を追加。端末上にあるログの収集機能や、システム設定の一斉適用機能なども追加する予定である。

 対応OSはAndroid 2.1以上。利用料はアカウント数に応じて異なる。250~499アカウントで利用する場合は、スタンダード版で1アカウント当たり3110円(税別)、アドバンス版で1アカウント当たり6220円(同)。この料金には1年間のサポート料が含まれる。2年目以降もパターンファイルのダウンロードや製品のバージョンアップなどのサポートを受けたい場合は、契約を更新する必要がある。