エフセキュアは2011年7月7日、企業向けのAndroid端末用セキュリティソフト「エフセキュア モバイル セキュリティ ビジネス」の販売を開始すると発表した。

　同ソフトはウイルスなど不正プログラムの検知機能や不審なサイトへのアクセス制御機能に加え、さまざまな盗難・紛失対策を備える。例えば端末ロックやデータ消去、位置検索、アラーム鳴動の各機能をリモートで実行可能だ。端末の不正利用を防ぐため、拾得者がSIMカードを入れ替えた際に自動でSMSで通知する機能もある。

　これらの機能は、2011年5月に発売した個人向けセキュリティソフト「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」とほぼ同じだが、今回発表した企業版にはWebブラウザーから端末を集中管理できる機能がオプションで用意されている。

　対応するOSは、Android 2.1、同2.2、同2.3。NTTドコモ、KDDI（au）、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス（イー･モバイル）が販売しているスマートフォンとタブレット端末について動作を確認している。価格は、1ユーザーから24ユーザーまでの場合で1ライセンス当たり3000円（税抜き）。25～99ユーザーでは2700円（同）、100～499ユーザーでは2310円（同）、500ユーザー以上は1890円（同）である。