オンラインの映画レンタルサービスを手がける米Netflixは現地時間2011年7月5日、中南米およびカリブ海地域に進出する計画を明らかにした。年内に43カ国にストリーミングサービスを拡大する。

 同社は、2007年から米国でストリーミングサービスを実施し、2010年にカナダでも開始した(関連記事:Netflixがカナダ版サービスを開始、オンラインストリーミングのみで7.99ドル)。月額サブスクリプション制で、無制限のテレビ番組と映画のストリーミング配信をインターネット接続したテレビまたはパソコンに提供する。米国とカナダの月額利用料は7.99米ドルで、会員は2300万人以上にのぼるという。

 メキシコ、中南米、カリブ海地域の加入者は、サービス開始とともに自国や米国、世界のさまざまなテレビ番組や映画をインターネット経由で楽しめるようになる。モバイル端末からアクセスすることも可能。スペイン語、英語、ポルトガル語をサポートする。

 中南米およびカリブ海地域への進出計画の発表を受け、Netflixの同日の株価は過去52週で最高額の291.23ドルを付け、289.63ドル(8.07%高)で取引を終えた。

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