写真●耐震解析サービス「DYNA2E」
写真●耐震解析サービス「DYNA2E」
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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2011年7月5日、科学・工学計算処理を実行するクラウドアプリケーション「engineering cloudage(エンジニアリング・クラウデージ)」を発表した。サービスの第1弾として、同日から、大規模構造物の設計時に利用する耐震解析サービス「DYNA2E(ダイナ・ツー・イー)」の提供を開始する(写真)。

 engineering cloudageは、科学・工学系の高速計算処理を行うアプリケーションソフトをクラウドサービスとして提供するもの。高スペックなコンピュータリソースを保有していないユーザーでも、大量の演算処理が発生するような高速計算処理が可能になる。

 同日から提供を開始した「DYNA2E」は、開発から40年近い実績を持つ同社独自の耐震解析ソフトをサービス化したもの。ビルや橋、機器構造物、原子力建屋などの骨組み解析を行う。モード法、直接積分法、複素応答法の手法を使って、静的・動的解析、スペクトル解析、軸力変動を考慮した解析を行う。