メディキャス(本社:奈良県奈良市、代表取締役:金原薫氏)が運営する「奈良町わいがや」(市民放送)と近鉄ケーブルネットワーク(KCN)が運営する「タウンチャンネル」(市民放送)は、両社が放送する市民放送において提携し、サイマル放送(生放送)を2011年7月5日に開始した。

奈良町わいがやは、USTREAMを活用したインターネット放送で、奈良の情報を市民目線で取り上げ、毎日生放送している。タウンチャンネルは、24時間丸ごと市民放送として使える市民放送専門チャンネルで、KCNとこまどりケーブルのケーブルテレビにおいてデジタル021chで奈良県全域で放送している。

  今回サイマル放送することになった番組は、奈良町わいがやが制作する「奈良町わいがや火曜日」(放送は毎週火曜日の12時から13時)。奈良在住の俳優の徳丸新作さんとソプラノ歌手の山本昌代さんが担当し、奈良の芸能芸術の話題を放送している。

  この番組は、双方向性を重視した番組で、視聴者が番組を視聴しながら、パソコンやスマートフォンからtwitterで番組宛てに意見や情報を投稿でき、それを番組パーソナリティがチェックして、番組に反映することができる。

 ケーブルテレビとインターネット放送というメディアが連携して市民放送のサイマル提供は全国初という。二つのメディアの連携で、ケーブルテレビの利便性とインターネット放送の先進性という組み合わせで、視聴世代、視聴地域、端末機器の操作性などをお互いがカバーできるという利点があるとする。市民放送がリーチする層の拡大につながりそうだ。

[発表資料へ]