写真1●McAfee Mobile Securityのメイン画面
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写真2●McAfee SiteAdvisor for Android
写真2●McAfee SiteAdvisor for Android
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 マカフィーは2011年7月4日、Android OSを搭載したスマートフォン/タブレット向けに、統合セキュリティ対策ソリューション「McAfee Mobile Security」を本日から提供すると発表した。利用者は、端末上でのウイルス対策や遠隔管理、データ保護などの機能をまとめて利用できるようになる(写真1)。

 McAfee Mobile Securityは、ウイルス対策アプリケーション「McAfee VirusScan Mobile」と、端末の盗難/紛失対策やデータのバックアップ/リストア機能を提供する「McAfee WaveSecure」を統合したソリューション。Androidアプリのインストール時やメモリーカード挿入時、SMS/MMSの受信時に、アプリや各種ファイルのスキャンを自動実行する。もしウイルスが混入していれば検出して駆除を促す。

 また端末を紛失したり盗難に遭った場合、Webベースの管理画面から端末をロックしたり、端末の現在位置を地図上に表示することが可能である。さらに、端末に保存したデータのバックアップ/リストア機能も備える。

 こうしたVirusScan MobileとWaveSecureの機能に加え、悪意のあるWebサイトを調べて警告してくれる安全性評価サービス「McAfee SiteAdvisor for Android」も利用できる(写真2)。

 マカフィーは年間2980円(1ライセンス)の有料版と、7日間の無料トライアル版を用意している。サポートOSはスマートフォン向けのAndroid 2.1/2.2/2.3とタブレット向けのAndroid 3.0である。

 同社によれば、日本で販売されている機種のうち、現時点ではNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、au(KDDIと沖縄セルラー電話)の端末での動作を検証済みという(一部機種を除く)。

 なおマカフィーはAndroid版と同時に、BlackBerry版やSymbian版、Windows Mobile版の提供も開始した。Android版と同様、年間2980円(1ライセンス)の有料版と、7日間の無料トライアル版がある。